副業(副収入)詐欺
副業詐欺は、副業を探している人をターゲットにした詐欺です。「楽に稼げる」などのうたい文句で被害者を誘い、多額の現金を巻き上げたり、集めた個人情報を犯罪行為に利用したりします。SNSで勧誘が頻繁に行われていること、昨今の不況や副業ブームから被害者が増えている詐欺の1つです。がここでは、副業詐欺の概要について解説します。
副業詐欺とは
副業詐欺とは、副業による収入増を持ちかけて、お金を騙し取る詐欺のことをいいます。「楽に稼ぎたい」「少しでも収入を増やしたい」という心理を利用し、お金をだまし取るのが特徴です。
昔から、「稼げる副業・内職がある」と被害者をだまし、高額の教材を売りつけるなどする詐欺は存在していました。
最近はSNSやWeb広告、オンラインサロンを利用した副業詐欺が増えてきています。
副業詐欺の主な手口
副業詐欺では、「簡単に稼げる」「必ず儲かるから」と被害者を言葉巧みに勧誘し、被害者からお金をだまし取ります。なかにはネズミ講まがいのビジネスを展開している業者も存在しており、被害者が加害者側に回ってしまうケースも存在しています。
SNSやWebサイトを通じて勧誘する
まずTwitterやInstagramなどのSNS、Web広告を使い、「誰でも簡単に稼げる」「副業で収入を増やそう」「○○するだけで○万円もらえる」といった甘い言葉で勧誘します。
最近では友人・知人から「稼げる方法を教える」オンラインサロンなどに勧誘されたり、情報商材を勧められたりする例もあります。
登録料などの名目でお金を支払わせる
サイトの登録料や教材費などの名目で高額のお金を支払わせます。しかし、詐欺的なビジネスであることから、まともな副業の提供や情報の提供はされません。なかにはお金を支払った時点で業者側と音信不通になるケースもあります。
ネズミ講やマルチ商法に誘われる
詐欺グループの中には被害者からお金を巻き上げるだけでなく、「友達に紹介すると、紹介料がもらえる」としてネズミ講やマルチ商法に被害者を誘い込むパターンもあります。そうなってしまうと、最初は被害者だった人間が加害者側に回るということにもなりかねません。