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被害回復の方法

悪質商法・詐欺被害に遭い、失ったお金、発生した損失を回復することが容易でないことは、実際に被害に遭った人であれば分かるはずです。 相手は、業として詐欺的な商法を行っているので、商法の問題点、疑義等を指摘して返金を求めても、もっともらしいことを言って返金に応じなかったり、話をはぐらかしたり、場合によっては連絡が途絶えることが通常です。 そして、騙されてクレジットカード決済による支払をしてしまった...

悪質商法・詐欺被害についての考え

新年ということで、あらためて、悪質商法・詐欺被害についての当職の考えを記します。 今から10年前、2015年ころまでは、いわゆる出会い系サクラサイト詐欺被害、パチンコ攻略法詐欺、競馬必勝法詐欺などどの被害が多かったと認識しています。 その後、情報商材詐欺、副業詐欺などが増えてきて、ここ数年は、SNS投資詐欺、国際ロマンス投資詐欺などが多くなっていると理解しています。 このように、社会の変...

昏睡・ぼったくり被害

定期的に相談が寄せられる事案として、繁華街で客引きに連れられて入った社交飲食店いわゆるキャバクラ等で、1杯目を飲んだところまでは記憶があるが、その後しばらくの間の記憶がなく、自宅で財布の中を見ると、数十万円~100万円以上のクレジットカード明細が入っていて、腰を抜かす、というものがあります。 1杯目の飲み物に、何らかの薬物等が混ぜられていた可能性が考えられます。 この種事案の対応としては、...

専門性

以前、家事事件の中でも珍しい分野に関する相談を受け、文献等を調べたところ、希望する結果を得ることは難しそうな印象を受けたことがあった。 相談者に、費用をいただいて引き受けることには消極であるとの回答をし、受任はしなかった。 それが最近になって、私とは別の、当該分野を扱った経験が豊富な専門家に依頼したところ、成果が得られたとの情報に接した。 この話を聞いて、有資格者・専門家の中でも、日...

泣き寝入りですか?

弁護士の仕事をしていると、「それじゃあ泣き寝入りですか?」という言葉を、相談者から言われることがあります。 ここでの「泣き寝入り」というのは、「不当に我慢を強いられる状況」を表現しています(私はそう理解しています。)。 加害者の正体が掴めないために損害賠償請求できない場合や、手続の時間制限の関係等で被害回復に向けてのアクションを起こせないという場合には、この言葉が当てはまることもあるでしょ...

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